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送信エラーになった場合

送信エラーの原因と対策

 メールソフトから友人・知人にメールを送るのとは異なり、不特定の相手に大量にメール配信すると結構送信エラーが発生します。

 あまり気持ちのいいものではないので、ここでは送信エラーについてまとめてみました。

 送信エラーとなった原因には大別すると3種類あると考えたら分かりやすいと思います。

  1. メールアドレスがすでに使われていない、あるいは間違っている場合
  2. 中継エラーが発生した場合
  3. 送信規制されている場合

 以下、各々の原因と対策について解説しますので、参考にしてください。

メールアドレスがすでに使われていない、あるいは間違っている場合

 送信先のメールアドレスがすでに使われていない、あるいは間違っている場合には当然メールを送信することはできません。

 この場合、メール送信が失敗したというメールが届きます。送信先のSMTPサーバーによりメールの内容は異なりますが、件名に「Delivery Status Notification (Failure)」など「Failure」(失敗)という文字が使われていたら、このケースにあたると考えていいかと思います。

 ホームページからメールアドレスを取得してメール配信した場合には掲載されているメールアドレスがすでに使われていないということもまれではありません。

 メールアドレスがすでに使われていない以上、この種の送信エラーは仕方がないことです。もちろん、単純にメールアドレスを間違えていたという場合には正しいメールアドレスに訂正すれば済む話です。

中継エラーが発生した場合

 一番厄介なケースです。中継エラーとはメール送信を送信先のSMTPサーバー(受信者が利用しているSMTPサーバーのことです)が何らかの理由で拒否したということです。

 送信先のSMTPサーバーから届いたメールの件名に「Delivery Status Notification (Delay)」など「Delay」という文字が使われていたら、このケースにあたると考えていいかと思います。

 原因は色々あります。

 例えば、送信先のSMTPサーバーがメンテナンス中だったり障害が発生していてメール配信が出来ないなどです。この場合には、しばらく時間が経って、配信可能になった時点で送信先のユーザへ配信されるので問題はありません。

 しかし、基本的には迷惑メール規制の対象となり、送信先のSMTPサーバーがメール送信を拒否したと考えていいでしょう。

 以下、この種の送信エラーが発生した場合の対策について解説します。

サーバー認証を行う

 プロバイダのメールサーバーなどは、迷惑メール送信や、第三者の中継による悪質ないたずらを防ぐために、メール送信時にユーザーであることの認証をすることを要します。

 中継エラーが発生した場合には、まず本ソフトのメール送信の設定で、サーバー認証を行う設定になっているかどうかを確認してください。

 サーバー認証の設定については、2.初期設定の仕方を参照してください。

 なお、 サーバー認証には、POP Before SMTP 方式と SMTP AUTH 方式という2つの方式があります。

 POP before SMTP 方式とは、メールの受信時にユーザーの認証を行い、メールの送信を許可する方法で、ほとんどのメールソフトも特に設定を変更しない限り、この方式でサーバー認証を行ってから(つまり、送信の前に受信を行ってから)メール送信しています。

 これに対し、SMTP-AUTH 方式とはメールの送信時にユーザーの認証を行い、メールの送信を許可する方法です。

 どちらの認証方式を使うかはご利用のSMTPサーバーにより異なります。

 例えば、Yahoo!のSMTPサーバーはどちらの方式にも対応していますが、ロリポップのSMTPサーバーはPOP Before SMTP 方式にしか対応していません。

サーバー認証を行っても中継エラーが発生する場合
送信先のプロバイダが Outbound Port 25 Blocking を採用している場合

 Outbound port 25 blocking とは、簡単に言えば、プロバイダの会員のコンピュータがプロバイダが提供するメールサーバー以外のメールサーバーを利用することを禁止することです。現在かなりの数のプロバイダが Outbound port 25 blocking を採用しています。

 プロバイダが提供するメールサーバー以外のメールサーバーを利用している場合、つまり自営でメールサーバーを運用している場合レンタルメールサーバーを利用している場合には、この Outbound port 25 blocking に引っ掛かる可能性があります。

 なお、メールサーバーの問題については、メールサーバーの確保の問題も参照してください。

 この場合には、本ソフトの設定で[Outbound port 25 blocking 対策を行う]にチェックを入れることによりメール送信が可能となります。2.初期設定の仕方を参照してください。

送信先のプロバイダが Inbound Port 25 Blocking を採用している場合

 Inbound Port 25 Blocking を採用するプロバイダ(大手の nifty など。2006年10月時点ではまだ採用しているプロバイダの数は少ないです)も登場してきました。

 Inbound Port 25 Blocking は動的 IP アドレス (インターネットに接続しているパソコンにはIPアドレスが割り当てられる必要がありますが、その際固定 IP アドレスを割り当てられているパソコンはごく少数で、大多数のパソコンは動的 IP アドレスです) からプロバイダのメールサーバへの接続を全て拒否します。

 自営でメールサーバーを運用している場合には、この Inbound port 25 blocking に引っ掛かる可能性があります(メールサーバーの確保の問題を参照)。

  この Inbound port 25 blocking に対する対策としては、お金を払って固定IPアドレスを取得するしか方法はありません

送信規制されている場合

 プロバイダのメールサーバーであろうと、レンタルメールサーバーであろうと、短時間の間に「大量」のメールを送信することは禁止されています。その理由はもちろん迷惑メール規制もありますが、サーバーに負荷がかかるということもあります。

 気をつけないといけないのは、ここでいう「大量」とは、何も数千通、数万通単位のメール配信をいうのではないということです。

 レンタルメールサーバー、例えば、ロリポップなどでは1日に100件のメール配信を目安に「大量」かどうかが判断されています。

 また、プロバイダの場合は情報公開がされていないので明確なことは言えませんが、数十通単位でのメール配信でも1日のうちに繰り返し行っていると、違反行為になる可能性が高いようです。

 仮に違反したとみなされた場合には、警告のうえ、送信停止(受信は可能)、さらにはアカウント停止という措置がとられることになります。

 こうした「違反」行為のために送信停止措置がとられている場合には、そもそも自分のパソコンから利用しているSMTPサーバーへのメール送信依頼自体が拒否されている(先ほどの中継エラー以前の問題)ということなのでメール送信は全く不可能となります。

 この場合には、サポートセンターなどにメールなどで個別に連絡を取り、事情を説明するなどして送信停止措置を解除してもらうよう頼むよりほかありません(解除してくれるかどうかは不明です)。

 こうした事態にならないようくれぐれもお気を付けください。